次世代のツーリングバイクDAVOS（ダボス）「D-309・ネオスポルティーフ」

今話題の日本製ツーリングバイクDAVOS（ダボス）『D-309・ネオスポルティーフ』を紹介します。

DAVOS（ダボス）は、創業1911年の老舗自転車商社が展開する株式会社フカヤのオリジナルブランドです。

※株式会社フカヤは明治末の創業以来、製造、卸、海外製品輸入販売など、自転車に関わる業務を幅広く展開してきました。110年にわたる老舗企業です。

『D-309・ネオスポルティーフ』は“DAVOS 初のカーボンフレームセット”として、過去に販売していたDAVOS SG-308 スポルティーフ(クロモリフレーム)の後継モデルとして誕生しました。

単なる復刻ではなく、現在のシーンとニーズに対応し、最新のフレーム・フォーク形状を採用しています。

それでは、株式会社フカヤが『なぜ?グラベルバイク』ではなく、『ネオスポルティーフ』として打ち出したのか、自転車業界でインフルエンサーとして活躍されている『今を生きる男で有名な今田イマオさん』にレポーターとして、担当者の方にお話をお伺いしてきました。

DAVOS（ダボス）「D-309・ネオスポルティーフ」カメラマン:Ishikawa daiki

DAVOS（ダボス）とは

昔ながらのスタイルを持つツーリングバイクのダボスは、スイスの山間にある景勝地、ダボスに由来するフカヤオリジナルブランドです。

DAVOS（ダボス）「D-309・ネオスポルティーフ」

株式会社フカヤ東京支店営業部主任橋爪さんにお話をお伺いしました。

Q.モデル名を教えてください。

よろしくお願いします!早速ですがモデル名を教えてください。

モデル名は『DAVOS（ダボス）D-309ネオスポルティーフ』というモデルになります。ダボスはじめてのカーボンバイクになります!!

Q.どんな特徴がありますか?

前作のクロモリランドナー『DABOS D-604』は、ラックとキャリアを積載するキャンプツーリング使用だったと思いますが、今作の『DAVOS（ダボス）D-309ネオスポルティーフ』には、どんな特徴がありますか?

今作の『DAVOS（ダボス）D-309ネオスポルティーフ』は、基本的にキャリアや荷物を多く載せて走るイメージではなく高速巡航だったりオンロード、オフロードをハイスピードで駆け抜けたい人に向けて作られたモデルになります!!もちろん、車載もできるよう必要最低限のダボ穴はついていますが、前作のランドナーよりも『快速にツーリング』したい方に向けて作りました。

そうするとロングライドやブルベなど、ある一定の速度域をキープしながら快速に走りたい人向けに作られたんですね。

開発でこだわった点を教えてください。

『DAVOS（ダボス）D-309ネオスポルティーフ』の開発でこだわった箇所を教えてください。

トラブルフリートいうところがありまして、オフロードを走っているとワイヤー系のトラブルが外に出ていると発生しやすいです。それを解決させるのに、ワイヤー類を内装できるようにしています。

また、ボトムブラケットもねじ切りタイプになります。プレスフィットタイプよりは扱いやすく、メンテナンスしやすいように作っています。

確かにハンドル周りのワイヤーがスッキリしています。また、ボトムブラケットがねじ切りタイプなのはいいですね!!カスタムもそうですが、掃除しやすいのはとてもいいです!

Q.社内でここまでの形になるのにどの辺を議論されましたか。

フロントフォークの形状がすごく気になりました!社内で議論されたりしましたか?

そうですね。フロントフォークについて議論しました。やはりフロントフォークの設計が違うだけで全然フィーリングが変わってきます。今のフロントフォークになるまでに、テストライダーに何種類もお願いをして剛性感など何パターンか試してもらいました。

知らなかったです。テストライダーの方がしっかり試してから決めているんですね!!

Q.グラベルという言葉を使わない理由を教えてください。

世間では『グラベルバイク』という言葉のカテゴリーの認知が広がりつつありますが、フカヤさんは『グラベル』という言葉を使わず、前作は『ネオランドナー』そして今作は『ネオスポルティーフ』という言葉を使っています。『グラベル』という言葉を使わないのに、ポリシーや理由を感じますが、どのような理由なのか教えてください。

そうですね。『グラベル』というジャンルだけに当てはめるのではなく、ダボスは様々な使い方ができるバイクとして展開しています。『グラベル』というジャンルにとらわれる必要がないので使用していません。

確かに!!『グラベル』という言葉だけでカテゴリーを括ってしまうと、どうしても未舗装路のみという意味合い強く感じます。前作の『ランドナー』や今作の『スポルティーフ』に『ネオ』を付けることで次世代のバイクとしての意味合いも伝わるのが良くわかります。実際に次世代にあった開発をしているということですよね!?

そうです。次世代にあった遊び方、乗り方に合わせて開発しています。カテゴリーにとらわれないことももちろんですが、アウトドアを連想させるようなフレームカラーには、『フォレストドーングレー』という名前をつけています。ブランドのイメージ作りは続けていきたいと思っています。

世界的に有名なリゾート地「DAVOS」の等高線地図をあしらったデカールとDAVOSオリジナルデザインのメタルエンブレム装飾。

ブランディングも徹底していることに驚きました!!名は体を表すとは言ったもので、フカヤさんの歴史を紐解く中で、ダボスは時代時代のトレンドをそのまま取り入れるのではなく、きちんとブラッシュアップしたうえで開発して今世に残す考えはすごいと思いました。新参者の私からしたら貴重なお話が聞けて大変、勉強になりました。ありがとうございます。

Q.一般の方の評判はどうですか!?

ありがたいことに前作に引き続き今作もSNSの反応も良く、ショップさんからもユーザーの方々からも好評をいただいております。

カラーリングも素敵で、ここから自分好みの1台にカスタマイズするのに理想的なフレームだと思いました!!また、トレンドに乗るのではなく、よりブラッシュアップして『より良い製品づくり』を目指して展開して提供する姿勢と速度感には驚かされました。次回は実際に試乗してみたいと思いました。

カーボンフレームセットの登場｜D-309・ネオスポルティーフ

スポルティーフは、フランス語で「スポーツの」を意味する形容詞、sportifに由来しランドナーより速さを求めた快速ツーリングバイクです。

「D-309・ネオスポルティーフ」は、“DAVOS 初のカーボンフレームセット”として、過去に販売していたDAVOS SG-308 スポルティーフ(クロモリフレーム)の後継モデルとして誕生しました。

単なる復刻ではなく、現在のシーンとニーズに対応し最新のフレーム・フォーク形状を採用しています。

キャリアやフルフェンダーを装着するダボも標準装備。

内装式カーボンステムと、27.2mmカーボンピラーが付属しています。

フレームカラーは1色展開となり、Forest Dawn Grey(フォレストドーングレー)を採用。

ブランド名の由来であるスイス山間部にある景勝地、Davos(ダヴォス)の明け方の森の中を走り抜けるシーンをイメージしたカラーとなっています。

引用元：DAVOS D-309 ネオスポルティーフ｜株式会社フカヤ