今回は初心者向けにサドルバッグの選び方について説明します。
基本、スポーツバイクと言われるクロスバイク、ロードバイク、マウンテンバイク、グラベルロードには自転車用のカゴが付いていません。 そこで、必要な方はご自身でスポーツバイク専用のバッグを取り付ける必要があります。
自転車専用バッグの種類の1つに、サドルの後方に取り付けるタイプの「サドルバッグ」があります。
サドルバッグを取り扱っているメーカー(ブランド)も多く、その種類も目的別に大小、形、素材、デザインが異なります。
そこで、ご自身で購入を検討する際に、どんなポイントに気をつければ失敗しないのか、サドルバッグ選びのポイントを解説します。
サドルバッグのメリット
【メリット】
- 荷物を身につける必要がない
- 体への負担がなくなる
- コンパクトに荷物が収まる
- 種類が豊富なので街乗り用からバイクパッキング用まで用途が選べる
サドルバッグのデメリット
【デメリット】
- 荷物の量、重さに応じて後ろの荷重が重くなる
- 荷物の量、重さによってダンシングした時に左右に振られる
- 大きめな荷物を車載すると自転車から降りるときに足が当たる
- サドルの高さフレーム形状によっては後ろのタイヤに干渉してしまう
失敗しないサドルバッグの選び方のポイント
- サドルバッグに入れるもので選ぶ
- デザインで選ぶ 予算で選ぶ
- サドルバッグの容量で選ぶ
- 機能性で選ぶ 生地の素材で選ぶ
- 荷物の出し入れやすさで選ぶ
- サドルバッグがバックパックやショルダーバッグになるタイプを選ぶ
- 使用用途で選ぶ
サドルバッグと言っても用途に応じてサイズや容量、形やデザイン、使用されている素材も異なります。
サドルバッグに入れるものを決めてから選ぶ
まずはサドルバッグに何を入れるところを決めると、サイズが決まってきます。
スポーツバイクに乗る人の基本的なアイテムは下記になります。
- 交換用の自転車チューブ
- タイヤレバー2本
- 携帯空気れ
- 携帯工具
- 鍵
- 充電器/バッテリー
過去記事はこちら→予算はいくら!?【初心者必見】グラベルロード購入時に揃えるべき基本アイテム5選
もちろん人によってサドルバッグに入れる中身は変わってきます。
むしろ、スポーツバイク初心者の方からすれば、上記のアイテムを揃えることも初めて聞いたと言う方もいるかもしれません。
上記のアイテムなら小さめのサドルバッグで十分ですが、携帯空気れの長さによってはバッグの中に入らない可能性もあるので、まずは携帯空気入れの長さを決めることで、サドルバッグの大きさが決めやすく選びやすくなります。
デザインで選ぶ
サドルバッグの中身も大切ですが、自分の乗っている自転車とデザインが似合わないと嫌だ!と思う方もいると思います。
まずはご自身の自転車のフレーム形状やフレームカラー、サドルの色に合わせてサドルバッグ選びをすると統一感が出ます。
そこから、サドルバッグのデザインやカラー、形状 を選ぶのもありです!!
気にいったサドルバッグのデザインから選び、次に中身を決める順番も楽しいです。
街乗り使用ならコンパクトなサドルがおすすめですし、クラシカルなフレームなら本革素材のサドルバッグだと統一感が出て全体的におしゃれにまとまります。
特に見た目が気に入って購買する傾向としては女性に多く、男性の場合は機能面に惹かれて購買意欲が上がると言われています。
おしゃれでデザイン性のあるサドルバッグ
Tourbon|キャンバスとレザー ストラップオンバイク サドルバッグ
1.この自転車バッグには、毎日の荷物を収納するための十分なスペースがあります
2.簡単な開閉
3.ビンテージスタイルのサドルバッグ
4.内の容量個人的なアイテム(財布、電話、鍵など)を置くために利用できる
5.乗車中にぐらつかないように調整可能
6.インストールが簡単で、ぴったりとフィットします。
7.耐久性、経済的なサドルバッグに最適。
BROOKS(ブルックス) CHALLENGE サドル ツール バッグ
Brooks(ブルックス)Challenge Large Tool bag(チャレンジラージツールバッグ)は、お馴染みチャレンジツールバッグを一回りほど大きくしたレザーのサドルバッグ。
容量は1.5リットルと結構なキャパなので、ちょっとしたモノならコイツに放り込んでおけちゃいます。
カラー/ブラック、ブラウン、ハニー、ダークエイジドタン
サイズ(約)/W210 × H110 × D70mm
容量(約)/1.5リットル 素材/本革
LEZYNE(レザイン) サドルバッグ
サドル下にキレイに収まる、コンパクトな薄型サドルバッグ。
大きなマジックテープのストラップで、本体をサドル下にしっかり固定。強度のある防水ジッパー付きクラムシェル構造。
内部にはサブポケットを装備。
- カラー: BLACK
- 外寸: 80x40x115mm
- 容量: 0.4L
- 重量: 70g 耐久性のあるナイロン製
価格帯で選ぶ
「予算ありきで考えないと買えないよ!」と言う方もいらっしゃいます。
はじめから高額なサドルバッグを購入する必要はありません。
必要最低限のアイテムを入れるのであれば、小さめで価格も安いサドルバッグで十分です。サコッシュなどの他のバッグや衣服のポケットを活用して荷物を分散させるなら、大容量のサドルバッグである必要もありません。
Amazonで評価が高く安いサドルバッグ
THRLEGBIRD|防水大容量サドルバッグ
【完全防水生地】
撥水性も備えた丈夫なPVC素材を使用しシーム,ス溶接、縫い口や縫い線がない ,全防水素材で雨の日でも使えます。
【優れている設計】
実用的U型設計、ジッパーなし、水や雨などの液体を防止、気密良くて、信頼性が高くて、耐摩耗性が高くて、 強固くて 。
常備品と携帯や、モバイルバッテリー、財布、テールライト、修理道具など収納可能です。
Panaracer(パナレーサー)防水仕様オリジナルバッグ BA-SDB
撥水加工のある素材を使用。
コンパクトなサイズで必要最低限のアイテムを持ち運ぶのに便利です!!
- サイズ:S
- 重量:100g
- 製品型番:BA-SDB-S-B
- 防水仕様
- 反射材採用
BV(ビーブイ) 自転車 サドルバッグ ストラップ式 シートバッグ
- 容量拡張 耐水性 テールライトハンガー付き 容量拡張機能付き、コンパクトなのに見かけ以上の収納力。
- 水に強く耐久性のある素材で、汚れにも強い。
- 取り付け簡単なストラップ式で、工具要らず。
- 反射テープとテールライトハンガー付き、夜にもより安心に走行できます。
サドルバッグの容量で選ぶ
人によっては通勤通学や近所で使うだけでなく、宿泊用に荷物もそれなりに収納できる自転車旅行で使えるサドルバッグを探している方もいます。
そこで、荷物が沢山入る大容量の大きいサドルバッグを選びます。
大きいサドルバッグの場合、ご自身のサドルの高さに合うかタイヤと干渉しないか確認する必要があります。
いくら大容量でもサドルの高さが低いと、タイヤに干渉してしまうこともあるので注意が必要です。
大容量サドルバッグ
R250(アールニーゴーマル) 防水サドルバッグ スモール グレー5.5L
溶着された防水タイプなので、雨でも安心サドルバッグ R250の防水サドルバッグシリーズのスモールサイズ。身長165cm以下の方のロードバイクでも取り付けられる大型サドルバッグとしては、ほぼ最小サイズ。
独自の防水コーティングされたファブリック素材を、縫製ではなく溶着することで防水を実現しています。
糸による縫製を行わず、素材を重ね合わせて溶着させる独自の技術です。
防水のレベルは、IPX6(暴噴流に対して保護。)相当です。IPX7(水に浸しても影響がないように保護。)までの防水性能はありません。
型くずれしにくいように、芯材を多く使用しております。
内側には中身が見やすいように黄色い生地を採用。
TOPEAK(トピーク) バックローダー 15L ブラック
軽量でありながら耐久性、撥水性、耐退色性の高い素材を採用したリアバッグ、「バックローダー」。
キャリアを使用せず大型バッグでたくさんの荷物を積載する、「バイク パッキング」と呼ばれるツーリングスタイル。
高い機能性/実用性を持つトピーク “ローダー” シリーズならたくさんの荷物をスマートに積載でき、「バイク パッキング」によるツーリングを快適に楽しむことができます。
素材:ポリエチレン/ナイロン
サイズ:L670×W280×H180mm 15リットル
重量:565g
最大荷重:5kg
プロ(PRO) DISCOVER グラベル シートバッグ 15L グレイ バッグ R20RBA0053X
- DISCOVERバッグシリーズの耐水仕様、大容量サドルバッグ。
- さまざまな形状のシートポストに取り付け可能。
- 大型衝撃吸収パネルによりバッグの横揺れを軽減。
- リフレクティブストラップ、バックライトクリップ採用。
機能性で選ぶ
サドルバッグによって撥水タイプ、完全防水タイプや大容量タイプ、リアライトを取り付けれるタイプなどがあります。
電子機器などを持ち歩く際に濡れて困るものは完全防水タイプがおすすめです。
また、後方への安全配慮としてリフレクターが付いているものやリアライトが引っ掛けられるタイプなどあります。
外付けのポケットが多いとバイクパッキングの際に、荷物を車載しやすかったりと色々なタイプがあります。
機能性があるサドルバッグ
予備ドリンクの収納付きROCKBROS(ロックブロス)サドルバッグ
【ボトル収納】
ウォーターボトル用ボトルホルダー付きのサドルバッグです。
予備ドリングの収納にもOKです。
【防水仕様】
自転車バッグは高品質な防水素材を採用し、防水性のジッパーが付き、突然の雨でも安心して使えます。掃除が簡単で耐久性があります。※長時間の大雨にご注意してください。
【反射材付き】
サドルバッグは反射材付き、後ろにテールライト(パッケージに含まれていない)を掛ける可能です。夜間の視認性を増やして夜間でより安心にサイクリングできます。
【大容量】
1Lの小物収納は整備道具や簡易工具や携帯食料の収納に便利です。自転車バッグの中にはメッシュポケットが付いており、パンク修理キット、イヤホン、鍵、小銭、手袋などの小物が分け収納できます。見た目以上の大容量で使い勝手ばつぐん。カード、イヤホン、鍵、小銭などいろんな小物を収納できます。※ボトルは付属してません。
オーストリッチ(OSTRICH) サドルバッグ [LP-03] ベージュ
- 小径車用サドルバッグ。
- 長いシートピラーを活かした縦長タイプ。
- マジックテープとバックルで固定するだけの簡単取り付け。
- 車種の色を選ばないモノトーンカラー。
- サドルから取り外した際には、マジックテープをポケットに収納できます。
オーストリッチ(OSTRICH) SP-731 サドルバッグ
クラシカルなシルエットのサドルバッグ。
装着はマジックテープでワンタッチ。
- 原産国:日本
- 材質:NL900D/PVC
- 製品サイズ:160×220×220mm
- 重量:430g
- 容量:6.8L カラー:ブラック
サドルバッグの素材で選ぶ
- 革:使っているうちに革に風合いがでてきます。色合いの変化も楽しめラシカルな自転車に似合います。濡れるとお手入れが必要になるので、革専用のワックスでお手入れを定期的に行うことで長く愛用できます。
- ポリ塩化ビニル:完全防水用に使用されることが多い素材です。防水性は「IPX」と呼ばれる保護等級で示されます。表示に「IPX0〜8」の間で、どのくらいの防水性があるのか数字を確認しましょう。数字が高ければ防水性も高く濡れにくい素材と言えます。
- コーデュロイナイロン:摩擦抵抗に強く耐水性の強い素材。素材も軽く見た目とは裏腹にカジュアルなデザインのサドルバッグが多いです。
レザー革を使用したサドルバッグ
BROOKS CHALLENGE TOOL BAG
- カラー:ブラック
- 上質なレザーで作れたサドルバッグ
- 小ぶりなフロントバックとしても使用できる
- ブルックスサドルのフックに2本のベルトでピッタリ固定できる
- ベルトをハンドルバーに固定すれば、コンパクトなフロントバッグとしても使用できる
リフレクティブ素材を使用したサドルバグ
Blackburn(ブラックバーン) [グリッド ミディアム シートバッグ リフレクティブ]
パンパンのジャージのポケットよりもグリッドミディアムを。
- ロードチューブ2本、マルチツール、タイヤレバー、CO2インフレーターがフィット。
- 側面にリフレクティブ素材を使用
- パッド入り構造形状をキープ
- 防水加工ジッパー、リアライトクリップ用ループ、内部ポケット
- 容量:0.6L
ナイロン素材を使用したサドルバッグ
ADEPT(アデプト) イクイップラップ ブラック
ローロアップタイプのサドルバッグ。ナイロン素材で摩擦への耐久性が強く、デザインもシンプルで合わせやすい。付属のストラップを取り付けることで、持ち運びにも便利なショルダーバッグとしても使えます。
- ナイロン
- ベルクロ ストラップ マウント
- ショルダーストラップ付属
- 160g
荷物の取り出しやすさで選ぶ
サドルバッグと言えど荷物の出し入れのしやすさ、しにくさは様々です。
特に大容量タイプのサドルバッグでは、袋と一体型になっているタイプと二重構造になっていて、袋の中に袋があるタイプは、そのまま荷物の入った袋を取り出すだけなので出し入れしやすいです。
荷物の取り出しやすいサドルバッグ
Blackburn(ブラックバーン) サドルバッグ 大容量 防水 バイクパッキング OUTPOST [アウトポストシートパック&ドライバッグ]
- 大容量シートパック
- 取り外せる防水スタッフバッグ
- 荷物に合わせて容量を簡単に変更できる
- ほとんどのバイクに取り付けが可能
- 多くの標準的なドライバッグやスタッフバッグにも対応
- 4㎜格子のリップストップ加工を施した70Dナイロン防水素材
バックパックやショルダーバッグになるタイプで選ぶ
また、サドルバッグがそのままバックパックやショルダーバッグになるタイプもあります。
荷物を1回1回出し入れするのは大変と思う方は、そのままサドルバッグを取り外してバッグパックやショルダーバッグとして使えるものがあります。
観光地やお店に入る時、キャンプサイドに荷物を持って行きたい場合など、1つ2役として使えるので便利です。
バックパックやショルダーバッグになるサドルバッグ
リンプロジェクト(rin project)背負えるサドルバッグ【トラベルサドルバッグ14L】
リュックに変形 バイクパッキング ロールトップ (カーキ)
- 容量を調節できるロールトップ式。最小8L~最大14L
- バッグ上部に荷物を固定できるDカンとストラップ付き
- 夜間の視認性を高めるリフレクター付き
- タイヤからバッグ本体を守る着脱式タイヤプロテクター(底面装着済み) PVC防水加工を施したナイロン素材
ROCKBROS(ロックブロス)フロントバッグ フレームバッグ(ショルダーベルト付属)
※特徴 1.軽くてコンパクト 約2Lと小ぶりながらも、必要なアイテムをしっかり持ち運べるサイズ 2.収納力 長さが約25cmあるので、携帯エアーポンプ(空気入れ)なども収納が可能 充電用バッテリー、財布、イヤホン、鍵、カード、小銭、自転車グローブや補給食などのいろんな小物を収納できます。 3.汎用性 車体固定用に、長さの異なるベルトを各2本用意しました 取り付け位置や、車種に合わせて固定ベルトを使い分ける事で、好みの場所に取り付けができます。 4.防水性 本体に900デニールナイロン+TPU素材を使用し、日常防水レベルの防水効果・撥水効果
使用用途で選ぶ
上記のサドルバッグの選び方を踏まえて、まずはご自身がどんな使い方をしたいのか、通勤通学用に使いたいのか、常時パンク修理道具を入れておきたいのか、バイクパッキングといった旅行用のバッグとして使いたいのかによっても選び方が変わってきます。シーンに応じて小さめのサドルバッグと大きめのサドルバッグを持っていると使い分けることはできます。
サドルバッグ購入前の注意点
サドルの高さによってサドルバッグが後輪に干渉することもあります。
乗っている自転車のフレームの形状、サイズによってはサドルバッグが干渉することもあるので、購入前にご自身の自転車でも使用できるか専門店などで確認するようにしましょう。
また、ネットで安いからと購入したものが粗悪品だったり、実際の表示と異なることがあります。
粗悪品、模造品を購入した経験として、防水バッグと記載されて購入して使用したら、突然の雨でバッグの中身が濡れてしまったという経験があります。
購入レビューを参考にするか、はじめて購入する際は専門店で現物を見てから購入した方が失敗がなくて済みますので、ご注意ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ご自身が乗っているロードバイク、クロスバイク、グラベルロード、マウンテンバイクの使用用途に合わせて機能性、デザイン、容量など様々なサドルバッグを候補にしてみてはいかがでしょうか。
個人的には複数のバッグと合わせることで、 車載する荷物を分けるのもいいと思っています。